抵当権は、借金や住宅ローンなど融資の担保として不動産に設定されることがあります。抵当権を設定することで、貸し手は借り手が債務不履行に陥った場合に、その不動産を差し押さえて債務を回収できるようになります。
抵当権抹消登記は、不動産に設定された抵当権を取り消し、その権利を公に登記簿から削除する手続きのことです。
住宅ローンが完済されると銀行など金融機関から抵当権抹消に関する手続き書類が交付されます。
住宅ローンの支払いが終了しても登記記録から自動的に抵当権が消えるわけではありません。
それらの書類をもとに管轄法務局で抵当権抹消登記申請することによって登記記録から抵当権が抹消されます。
注意点
以下の場合は抵当権抹消の前提として手続きが必要になります。
- 不動産所有者の住所または氏名が変更しているとき
- 不動産所有者に相続が発生しているとき
引っ越しなどで住所や氏名が登記記録と異なるときは、住所変更登記や氏名変更登記が必要となります。
また所有者が亡くなられている場合は、相続登記をする必要があります。
抵当権抹消は司法書士にご相談ください。
最近のコメント