アルファベットや数字、記号(&や-など)だけを使った会社名は登記できますか?
ITコンサルティングの会社を設立する予定です。グローバルなイメージを出したくて、「A&B-123」のように、アルファベットと記号、数字だけで構成されたスタイリッシュな会社名(商号)にしたいと考えています。このような名前で登記することは可能でしょうか?
結論から申し上げますと、「A&B-123」という文字列そのものは使用可能ですが、それ「だけ」では登記することができません。
会社名(商号)には、アルファベットや数字、一部の記号を使うことが法的に認められています。しかし、日本の法律で会社を設立する場合、必ず「株式会社」や「合同会社」といった会社の種類を示す日本語の文字を含めなければならないという絶対のルールがあります。
したがって、「株式会社A&B-123」や「A&B-123合同会社」であれば登記可能ですが、「A&B-123」単独や、「A&B-123 Inc.」「A&B-123 Co., Ltd.」のように英語表記のみで登記することはできません。
会社名(商号)に使える文字と記号のルール
以前は会社名にアルファベットを使うことはできませんでしたが、現在はルールが緩和され、以下の文字や符号を自由に組み合わせて商号を作ることができます。
| 日本文字 | 漢字、ひらがな、カタカナ |
|---|---|
| ローマ字 | 大文字(A〜Z)、小文字(a〜z) |
| 数字 | アラビア数字(0〜9) |
| 使用できる記号 (6種類のみ) |
・「 & 」(アンパサンド) ・「 ‘ 」(アポストロフィー) ・「 , 」(コンマ) ・「 – 」(ハイフン) ・「 . 」(ピリオド) ・「 ・ 」(中点) |
💡 記号を使う際の重要な注意点
上記6種類の記号は使えるとはいえ、自由な場所に配置できるわけではありません。「単語と単語を区切るため」に使用するというルールがあります。
- 先頭や末尾には使えない:
「-A&B株式会社」のように先頭に記号を持ってきたり、「株式会社A&B-」のように末尾に記号を置くことは原則としてできません。 - 例外(ピリオド):
「.(ピリオド)」だけは例外で、省略を表す意味として商号の末尾に使うことができます。(例:「株式会社A.B.C.」は登記可能) - スペース(空白)の扱い:
スペース(空白)は、ローマ字を使って複数の単語を表記する場合に限り、単語の間を区切るために使うことができます。(例:「株式会社HIMEJI OFFICE」は可能ですが、日本文字の間にスペースを入れる「株式会社姫路 オフィス」は不可です)
まとめ:希望の会社名を確実に登記するために
アルファベットや数字、記号を活用すれば、今回のご相談のようにスタイリッシュでグローバルな印象の会社名をつけることができます。
しかし、「株式会社」等の文字を必ず入れることや、記号の位置に関する細かなルールなど、法務局での登記には厳密な決まりがあります。せっかく名刺や印鑑を作った後に「この会社名では登記できません」と法務局で指摘されてしまうと、作り直しなどの大きな損害が発生してしまいます。
類似の商号(他社と紛らわしい名前)がないかの調査も含め、会社名については事前に専門家に確認することをお勧めします。
「この会社名で問題なく登記できるか不安」「手続きをスムーズに進めたい」とお考えの際は、ぜひ当事務所にご相談ください。
たつの市、揖保郡太子町、相生市、姫路市周辺での会社設立登記に幅広く対応しております。

